英国のカントリーロードは細かく速度制限がありますが、集落の間は50マイルで走っていてもどんどん追い越されます。皆さん速い事。クルマとしてはモンデオのディーゼルってそれなりに速く走れるんですが、まあ何かあると怖いので安全運転で。今どきのディーゼルはやっぱりいいです。これだけの馬鹿力があって最終的な燃費は48.4mpgに届きました。
アメリカでの経験から、ハーツのネバーロストは目的地の設定が細かく出来なくて苦労するばかり、iOSの無料アプリでいれたナビの方が余程役に立つので今回もそれの英国版を使っています。しかもiPad mini を持ち込んで、結構な大画面ナビ。GPSだけで自車位置を把握しているので動き出した直後の方向だけ悩む事がありますが、それ以外はおおむね便利に使えます。人間が曲がり角を間違える事はありますがリルートも速いし、現行バージョンは地図データも事前にダウンロードするタイプなのでネット接続が切れてもきちんとナビゲーションを続けてくれます。
航空博物館に着いたのは1030。駐車場は無料では無く、自販機でチケットを買ってダッシュに提示してね、と言うタイプ。小銭がないのでどうしようかと思ったら、クレジットカードも使えました。3時間以内なら£2.5、8時間までは£3.5。
流石に空腹を覚えたので、展示を見る前にカフェでブランチ。カフェの名前が"REFUEL"って洒落てますな。Traditional Breakfastを頂きます。バタートーストと煮豆と焼きトマト、ベーコンとソーセージのセット。それにお茶を合わせて。ティーバッグですがちゃんとポットに入れてくれますし、何も言わずともミルクもたっぷり。ソーセージが脂っこかったのだけが残念。
ぶらぶらと見て歩きます。
屋外にも展示機。
最初に入った建屋は"Test Flight"。残念ながら不勉強でさっぱり知らない機体ばかりです。
この妙ちきりんなコクピットはナニ? ミーティアF8。手前の小さなパネルに前側のコクピットの図解が。
トーネード、ですよね。これは知ってる。
でかくて高翼で翼面積は小さい。超音速爆撃機の試作機らしいです。全長27m。 TSR2。
小さいバルカン、みたいな。やっぱりアブロの機体。デルタ翼とFBWの試験機だそうです。707C。
ジェット・ロケット併用機。ロケットエンジンで高高度まで一気に上昇し、ジェットエンジンで効率良くその高度に留まるのがコンセプト。SR-53。
ステンレスボディの無塗装機。ブリストル188 XF926。
展示そのものは"Cold War"のエリアが凄いです。3次元的に展示機を詰め込んで、よくもそこまでと思うような間隔で並べています。レイアウトにCADが要ったんじゃないかと思うくらい。いやきっと現物合わせで済ませたに違いありませんが。
冷戦展示館には戦車も。センチュリオン。
こっちはレオパルト。
白い機体はキャンベラPR9。単独で写せないこの詰め込みっぷりたるや。
模型ですがソ連の機体もいっぱい。
MiG-21は実機がいました。
バッカニアは機体の一部だけ。ラウンデルの愛機でしたね。
F-111もいます。上下に写り込んでるのは隣の展示機の主翼だったり。
MiG-15はアリゾナでも見たような記憶が。
バルカン、これはRIATで実機のフライトを何回か見ています。しかし近くで見るとでかい。流石爆撃機。
爆弾庫。
ビクター。当初は爆撃機として、後に空中給油機として生きた。
ライトニング。垂直に展示するってのも珍しい。
対空ミサイルのキャリア。
兵員輸送車。
無限軌道を履いた輸送車。トラクタ&トレーラの構成。
リモコンの爆弾処理車。
GNAT T1。ホークの前に、レッドアローズにも使われていた練習機。
これは…なんだっけ。
WAR PLANESの展示。
桜花、自殺兵器。しかし"Codename Baka" と言われると辛いものが。「外道の兵器」だったのは確かですが。
百式司偵は桜花と並ぶ。
ハリアーは今も現役。
垂直離着陸の要。
アブロ・リンカーン B II。
ずんぐりむっくりのコメート。
こちらはF1のGNAT。
MOSQUITO TT35。
CATALINA PBY-6A。この頃は各国水陸機を作っていたのね。
de Havilland Venom。
川崎 五式戦、キ100。大戦末期の陸軍最後の制式戦闘機とされる。世界でここに残るのみ。
元々水冷エンジンを積むはずだった機体に空冷を積んだので、外径の違いをカバーするための形状。
「酸素充填口」日本語の注記が残る。
主立った展示はこんなところ。正直、盛り沢山で結構疲れました。
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