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2015/10/17

予科練平和記念館及び陸上自衛隊武器学校研修

そう言えば武器学校ってまだ行ったことないよな。一般公開は10月10日に実施されましたが、その翌週にお隣の予科練平和記念館と併せて出かけるツアーがあったので乗ってみました。どうせ出かけるなら翌日の予定と連動すれば悪くないかなと。

前日、仕事を定時に終わらせて最終便で上京。集合場所の宿に入って取り敢えず寝る。荷物は宿に預けて雨具とカメラだけ持って、0730に集合です。バスに乗って霞ヶ浦へ。


定刻の9時に到着。さて、まずは武器学校ならではのイベントに参加。(詳細は諸事情により省略。)
走るヒトマルカッケー。
63周年記念限定商品がウエハース。
 90式の主砲カバーは袋なのね。

咽喉マイクでないのか。

さて武器学校と言えば「常在戦場」の碑。かつて土浦海軍航空隊であり予科練が置かれたここには、山本五十六長官直筆の石碑が残されています。元々山本元帥の銅像があった台座です。終戦時に進駐軍から隠された銅像は後に上半身が江田島に移され、下半身は長く不明でしたが平成14年に発見されたそうです。今は復元されて雄翔館前に立像しています。
こちらは号令台跡。土浦海軍航空隊開隊時に建設された。

そして居並ぶ火砲群。ホントに歴史的な遺産ですなこれらは。最近のものは露天でそれなりの扱いですが、古いものは屋根の下なり火砲館と名付けられた建物に収納されたりしています。

155mmりゅう弾砲M1と105mmりゅう弾砲M2A1。

流石にソ連の82mm迫撃砲とかよく分かりません。

155mm迫撃砲。

あ、三式中戦車は大洗学園が使ってたんだっけ。

4.5インチ多連装ロケット。

45mm対戦車砲(ソ連)。

M1942型73mm野砲(ソ連)。

35mm二連装高射機関砲。

ここでWACの方が登場。「今、火砲館開けますね。」とのこと。をを、ありがたや。南京錠を開けてドアオープン。内部の照明を点灯してくれます。「あ、珍しく全部いっぺんに点いてくれましたね。」なんでも建物が古くて時々むずかるそうです。

壁には火砲についての解説が諸々。そして順繰りに並ぶのが以下。
  • 三八式火砲
  • 改造三八式火砲
  • 四一式山砲
  • 九一式十糎榴弾砲
  • 九四式三七粍砲
  • 一式機動四七粍砲
  • 鹵獲クルップ砲
  • 四年式一五粍榴弾砲(合体式榴弾砲)









夏場や梅雨の時期は湿気がこもりそうなので空調があればさらに望ましいのでしょうが、それは言いますまい。きちんと現代の塗料で(なるべく当時の趣を残す色合いで)塗装されているそうです。なるべく長く保存されますように。

更に屋外に展示されている車両を見せてもらいます。結構な数がすらりと並んでいるので限られた時間でじっくり見るのは辛い。

性能展示広場では60式自走60式自走106mm無反動砲が車体を隠して砲だけ覗かせるように展示されています。

155mm化膿砲M2(供与品)と203mm榴弾砲M2(供与品)。

M24戦車(米)。

M4A3E8戦車(米)。

M36戦車駆逐車(米)。

LVT(A)5装軌式水陸両用車(米)。

40mm自走高射機関砲M42(米)。

60式自走106mm無反動砲(日)。

60式自走81mm迫撃砲(日)。

73式装甲車(日)。

74式自走105mm榴弾砲(日)。

75式130mm自走多連装ロケット弾発射機。

75式自走155mm榴弾砲(日)。

82式指揮通信車(試作)。この辺りからは見たことがある。

87式砲側弾薬車(日)。

73式牽引車(日)。

61式戦車(日)。

74式戦車(日)。脚が落ちないように支えが入ってます。


90式戦車(日)。

90式戦車回収車(日)。

99式自走155mm榴弾砲(試作)。

96式装輪装甲車。これも後ろ側に支えが。


小火器コーナー(小火器資料館)。現在の目玉展示は、九八式射爆照準器。零戦に実際に搭載されていた現物です。ちゃんとレクティルも動作しています。


更に、天皇陛下や皇族方に献上された銃火器もガラスケース内に展示。ただし、こちらは撮影不可。

それら以外で目を引いたのは、要塞ライフル。ナニこのうすら長いのは。

向かいの部屋では、弾薬の展示。面白いのは弾薬処理(信管抜き取り)の解説もあったり。誰がそんなマニアックなものに興味を持つんだ。いや面白いけど。


バスに戻って予科練平和祈念館へ移動します。隣の敷地なので距離的にはすぐですが、しきられているので道路をぐるっと回って。ここで弁当支給で昼食。屋外のベンチでのんびりと。

零戦実物大模型。

正午に再集合して、記念館に入ります。ガイドさんの解説付きで館内の展示を見て回ります。予科練の設立、選抜試験、当初のセーラー服の制服から歌で有名になった七つボタンに変更された経緯、学生の生活、土浦航空隊への米軍の絨毯爆撃、そして末期的な戦況に追い込まれた旧日本軍のあがきとしての特攻。

ヤマトミュージアムもそうだったけれど、やっぱりガイドさんの解説があると要点を押さえやすいです。勿論時間を取って自分のペースで見るのもありですが、最初に解説を聞いた方が理解は深まる。それを踏まえて次回、機会があればじっくりと回りたいものです。

そして雄翔園と雄翔館。雄翔館では予科練出身の戦没者の遺品を展示しています。分かる範囲での最期の情況なども解説されており、血肉の通った展示になっています。
山本五十六長官の復元された銅像。

最期にツアー参加者で、零戦実物大模型の前で集合写真を撮って今回のツアーイベントは終了しました。企画してくれた一般社団法人DSCに感謝。

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